これを読むまで、服が自分らしさを表しているとは考えても見なかった。
高野雀さんは「皮膚と被服が似ているな」とあとがきで書いてありましたが、私は初めタイトルを見た時、『あたしらしいひふく』って言葉が過った。
あたしらしい
あたし、つまり、わたし。
自分らしさ。
自分らしさの服装で。
面白いのが見た目や雰囲気、服の着こなし方がバラバラのタイプの女性が最後に邂逅するところが必見。
ちなみにキャラクター
右から、鈴木、渡辺、高橋、田中。
何だろ。日本国内の苗字の多い名前ばかりな気が。
この漫画を読んでから、少しばかり、衣服に対しての考え方が変わった。
私自身、服装パターンがだいたい決まっている。購入する服も。
色はだいたい紺色、黒、灰色、ベージュ。
派手すぎず、割かし落ち着いた色。
そして、ジャケットを羽織るみたいな。
周りの人の視線を気にして、思いきった派手な色をしたものを着用することもない。
自分をかっこよく見せる、楽しむための衣服。決して生活のために着る衣服ではない。
わたしらしさを出すことが出来る衣服を私は探し続けている。
2017年9月15日初版