名古屋一人暮らし奮闘記

名古屋で一人暮らしの♂。そんな男が頑張る日々をご覧ください。

給料を貰ってから考えて欲しいこと~私にとってお金で買えない価値があるもの~

お金で買えない価値がある。買えるものはマスターカードで。
とあるCMをご存知でしょうか?


CMを観てた時は「まぁ、そりゃそうだよなー。」と他人事のように感じていました。


社会人になって、少ない給料を工面しながらコツコツとお金を貯めていく。
先輩社員の人から直接を話を聞いたり、ネット上でも見られますが、男性社会人では「時計=ステータス」というのがあります。


仲の良い先輩もFRANCK MULLERの時計を持っていたり、ROLEXの時計を持っていたりしました。
「社会人にもなった。お金も割と貯まってきてる。なんか持っていると良いかな?」と思うようになります。


そして、色々探します。
自分の年代に人気なもの。性能。見た目。金額。
内心「高いなぁ」とは思いつつも色々と探すわけです。


ただ、私は買うのをやめました。
自分の今つけている腕時計のことを見て思い出すのです。


私の腕時計は大学進学が決まり、入学する一ヶ月前のことでした。
夕食後、父親が時計のカタログを出して「この中から好きなものを選びなさい。大学入学祝だ。」と。


当時、高校生で価値もよくわからないまま眺めてみました。
「高っ!!こんなするの!?」


「値段なんて気にしなくていいから好きなものにしなさい」と。


私は3日ほど考えて、今の腕時計にしました。
10万円の腕時計でした。
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CITIZENのエコドライブ。
ベルトは何回も代えましたが、もう9年経ちました。


何だかんだで、ずっと使い続けている。
多分、時々迷ったりするかもしれないけれど、やっぱり今持っている以上のものはないと思う。

あなたはお金で買えない価値のものは持ってますか?

これを読んで、女装男子とお知り合いになりたいと思った。ちょっとだけね。

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『13月のゆうれい』全2巻

女と男と女装男子の三角関係!

しかも女装男子と女は双子!?

第一話からものすごい勢いで話が進んでいくし、おもしろい。

高野雀作品の中で、一番お気に入りの作品かもしれない。
変なポージングも、不敵に笑う感じの表情だったり、少女漫画のようなキラキラしたものではなく、シンプルでリアルな感じ。

そういった要素がぎゅっと詰まった作品。

2巻あとがきで、ポエム地獄って書かれてますが、まさにそう。

でも、そういうポエム調のものって少し考えさせられもするし、響くんですよね。

高野雀さんの作品、『世界は寒い』を読んでも思いましたが、誰が主人公になってもいいといいますか、その視点で見てみたいというのがあるんですよね。

キャラクターが弱いと感想で書かれてるのをみたことがありますが、人によってキャラクターに共感する視点も違うため、私はそれでいいと思うんですよね。

より日常に近くなるといいますか。

本当に私の好きな作品です。

2017年3月15日初版

みなさんは檜皮職人を知っていますか?~祖父の偉大さを知るまで~

私の父方の祖父は大工であった。


祖父は作業場を持っていて瓦の下に敷く木の皮みたいなものを作っていた。
「一束3000円くらいかな」とニコニコしながら言っていたのは覚えている。相場はよくわからないが、山をいくつか持っている祖父は自分で木を切りたくさん作っていた。

祖父はとても器用である。当時は小学生でアニメ「ワンピース」のロロノア・ゾロが好きだったため、その影響で木刀を作ってもらった笑


だが、幼少の私から見て、祖父は農業したり作業場で瓦の下に敷くものを作ってるという認識しかなかった。


昨年、祖父が急に倒れて入院。退院したタイミングに私は祖父のもとへ訪れた。
バスで9時間、電車で30分、そしてさらにバスで30分かけて私は様子を見に行った。

年に一度は訪れていたが、久しぶりに見た祖父は一気に年老いているように見えた。
数年前までは、まだ仕事をしていたし、屋根に登って作業をしていたし、トラクターを使っては米作りもしていた。

それが、今は杖をついて歩いている。病気の影響もあるみたいだが、その変貌に私は驚きを隠せなかった。

ただ、流石、祖父である。
元気な頃に家の中を手を加えていたのだ。
玄関にはスロープを作り、家中に手すりをつけていた。
その頃には私も祖父が昔大工をしていたということは知っていたのであまり驚きはしなかったが、祖父が今住んでいる家と離れの家一棟。作業場も自分の手で作ったと聞いた時は大変驚いた。


両親と共に祖父宅を訪れることが多かったため、私と祖父母で一緒にいることはめったになかった。
その時に、祖父の昔話を聞いた。


祖父は昔、宮大工をしていた。

宮大工は、神社仏閣の建築や補修に携わる大工のことである。
歴史的建造物を取り扱うこともあり、知識はもちろん高度な技術も必要とするらしい。


そして、檜皮職人でもあった。

ヒノキから採取した檜皮を整形する職人のことである。
社寺の屋根の改修のために必要であり、檜皮を剥ぐのに熟練の技術がいるようだ。


だか、後継者がもうほとんどいないようで、県内にはもう動ける人は数人らしい。


私は祖父に聞いた。「もし、父が大工を継ぎたいと言ってきたらどうする?」

祖父は即答で答えた。「勧めない。」

そして、続けざまに

「今はお金にならない。」

立派な仕事ではあるが、かといってそれがお金になるかはまた別のようだ。
だか、祖父は全国・主に県内を中心とした檜皮職人であったことに誇りを感じている。

祖父が仕事を辞める最後まで受け持っていた神社に、以前父と行ったことがある。

あの腰の曲がった小さな身体で祖父はこんなにも大きな神社の屋根を改修していたのかと思うと、あらためて祖父の偉大さを知る。

数日後にとある神社の神主が来るとのこと。
去年は水害が多く、そのせいで神社の支柱が折れてだめになったらしい。
たまたま祖父が支柱に使える木を保管していたため、それを譲ることになっていたらしい。
「残しておいて良かった。」
と祖父は言った。

身体を壊し、以前のように自動車やトラクターを運転したり動き回ることはできなくなったが、別れ際に祖父と握手をした時、まだ祖父の手には職人の手が残っているように感じたのだった。

一人暮らしの敵N!~決して開けてはいけない扉~

岡山に住んでいた頃である。
iPhoneが使いにくそうというイメージがなんなとくあったため、スマートフォンを使っていた。が、「百聞は一見にしかず」一度購入しようと思って携帯ショップに行こうとした時である。

インターフォンが鳴った。

普段なら郵便以外は絶対取らないようにしていたが、急いでいたためつい取ってしまった。

N○Kの集金屋である。

幸いにもチェーンをかけていたので中に入られるようなことはなく。


その後はよくネットでもあがっているようなやり取り。
放送法が....」
「契約する義務が...」
「車はお持ちですか?ネットは..携帯電話は...」
「所持してるだけで契約の...」

断っているにも関わらず一向に帰る気配もなく。
イライラしてきて


「今から携帯電話の機種変しに行く予定だったので、帰ってもらえます?」
と言ったところ。


「では、契約書に記入してから出掛けてください。」


と言われ、イライラがMAX。


何より、ドアが閉められないように、足とボードでロックしているのが気に入らない。



そこで私は。



「警察」に電話した。


N○Kの人が一向に帰らなくて外出できなくて困っていると。
すぐに駆けつけてくれて何とか帰ってもらうことができた。
その事があってから、岡山では再び現れることがなかった。おそらく面倒な人間とされたのだろう。

今、住んでいるマンションはモニターがついているので宅配以外は絶対居留守にしている。

N○Kを観るのなら、確かに契約・払わなければいけないと思うが、押し売りのように勝手に流して、契約しろとヤ○ザのように迫ってくることに怒りを感じてならない。

払う価値も見いだせない。

最近、N○Kはテレビ・ネット同時配信、放送法改正など動き始めた。
全国民から受信料を取る策略が進められている。

あくまで、言っておきますが、
N○Kにお金を払いたくないとかではなく、必要ともしていなければ利用もしていないのに、契約を迫られ払えと言われる理不尽なのが嫌なのである。

4月に新しい土地に引っ越しされた方、気を付けてくださいね。

これを読むまで、服が自分らしさを表しているとは考えても見なかった。

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高野雀さんは「皮膚と被服が似ているな」とあとがきで書いてありましたが、私は初めタイトルを見た時、『あたしらしいひふく』って言葉が過った。


あたしらしい


あたし、つまり、わたし。


自分らしさ。


自分らしさの服装で。


面白いのが見た目や雰囲気、服の着こなし方がバラバラのタイプの女性が最後に邂逅するところが必見。

ちなみにキャラクター
右から、鈴木、渡辺、高橋、田中。
何だろ。日本国内の苗字の多い名前ばかりな気が。


この漫画を読んでから、少しばかり、衣服に対しての考え方が変わった。
私自身、服装パターンがだいたい決まっている。購入する服も。
色はだいたい紺色、黒、灰色、ベージュ。
派手すぎず、割かし落ち着いた色。
そして、ジャケットを羽織るみたいな。
周りの人の視線を気にして、思いきった派手な色をしたものを着用することもない。

自分をかっこよく見せる、楽しむための衣服。決して生活のために着る衣服ではない。


わたしらしさを出すことが出来る衣服を私は探し続けている。


2017年9月15日初版

3ヶ月で体重を92キロから68キロに戻した方法。~食生活改善編~

25歳の頃、急激に体重が増え始めた。
仕事が夜遅くに終わるため、夕食も22時をまわる。仲の良い先輩が週に4~5回ペースで外食をした。(仕事が休みの日にもどこかに外食したり)。
24時間営業のファミレスなため、いつも深夜3時頃まで食べたり喋ったりして解散。
かなり不規則な生活をしているものだから、体重も気付かぬうちにどんどん増えていた。
その一方で、外食を重ねてきてしまったせいでお金もどんどん減っていった。(先輩が奢ってくれたことも)

気づいたら体重も90キロを越えてきた。

転機になったのが、転職先が決まった時。
健康診断でレントゲンを撮った時に、お医者さんから「肝臓付近に白いもやがかかって見えにくい。脂肪肝がひどいですね。」

「どうすればいいんですか?食生活とかどのように改善したらいいですか?」と訊ねた。

「数値も悪玉コレステロールが高いですからね。肉を控えることと運動することですね。」と。

「え、あ、はい。」
当たり障りのない、無難な回答。
ありきたりで誰にでも言ってそうな作業的な感じがして、このお医者さんに聞いても『面倒な患者だな』と思われるのも癪だったので、早々に撤収することにした。

私が求めてるものはありきたりの回答ではなく、具体的な指示といいますが改善方法。
肉を控えること、運動することはわかっている。
どんなものを食べたり、どんな運動がより効果的なのかを知りたかった。

あまりにも納得がいかなかったので、私は『タニタ食堂』に行くことにした。

何故『タニタ食堂』なのか?
低カロリーで塩分控えめの一汁三菜の定食が有名で、管理栄養士による無料カウンセリングも受けられるということとたまたま近所にあったので行くことにした。

そこで知ったのが、『タニタ食堂の五つのルール』
その五つのルールとは.....。
その一、一汁三菜の定食スタイルその二、野菜をたっぷり使う
その三、噛みごたえを残した調理をする
その四、塩分は3g以下
その五、ご飯は1膳100gを目安に

詳しくはタニタ食堂のHP をご覧いただけたら。https://www.tanita.co.jp/shokudo/about/special/

特に噛みごたえのある調理は私にとっては大発見であった。
食べやすい小さいサイズで今まで自炊をしていたので是非取り入れたい点だった。

そして栄養管理士とカウンセリングするなかで改めて気づいたことがいくつかあった。

小中校とずっとスポーツをしてきたが大学生以降スポーツをすることはほとんどなくなった。
その間、食べる量が変わっていないということ。
昔なら運動していたのでカロリーは消費できていたが、今はカロリーを消費する機会がほとんどない。
だからどんどん脂質が蓄積され肥満体型になる。
これはスポーツをやっていた人が辞めたあとによく陥ることらしい。
確かに、テレビで見る引退後のスポーツ選手を見てみると、現役時代と比べかなりぽっちゃりした感じに見えることが多い。
納得!
農林水産省が定めるkcalの目安を見ると....
活動量の少ない成人女性の場合は、1400~2000kcal、
男性は2200±200kcal程度が目安だという。

そりゃ暴飲暴食したら太るわけです。
だから、1日に必要なkcalを目安にした食事を取る。
これだけでいいのです。

また悪玉コレステロールは肉類を多く摂取することで増えるため、善玉コレステロールを増やすために魚類を取ることが大事だということも教えていただけた。
また、卵は1日1個が目安と昔はよく言われていたが、今はそれほど縛られる必要はないらしく、取りすぎなければ良いらしい。

【実践したこと】
・お茶碗のサイズを一回り小さくしたこと。
・外食するときやものを買うときにカロリーを計算しながら注文や購入。
・お酒は梅酒を飲むことをやめ、ウィスキーに切り替え。
・炭水化物を取りすぎないように野菜・魚をメインにする。
・野菜は大きめに切り調理する。

個人的に1日のkcal計算をかなり意識したことは大きかったと思います。
「え、そんなの気にしながら食事を考えるのやだ。」
って思う人もいるでしょう。

意識ができない、続けられない人はそもそもダイエットに向かないでしょう。
自分を変えたいのならちょっとしたことでもしっかり意識的に取り組まなければ改善はされないでしょう。

私の気持ちに気づいて欲しい!と思ったら私自身も割りとドンカンだった?

絶対音感』というのは聞いたことはあるだろうか?
音高感とか音名とかの対応付けができて、ある楽音を聞いたときにすぐに音名・階名表記を使って表現できる能力のこと。

この漫画はそんな『絶対音感』ではなく

「ゼッタイドンカン」

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そう、ドンカンなのである。
最初読み始めた時、男の子か女の子がただひたすらドンカンで思いに気づいてくれないんだろうなぁと思っていたが、そんなわけではなかった。

ピアノを通じて、少しずつ二人の距離が縮まる。
だけれども、何故か二人は上手く重ならない。

ここまでずれるのか!?って思うほど。
でも重なった時、物語は一気に進んでいく。

テンポよく進むから読みやすい。
かわいい表紙でもあるし、お気に入りの一冊。

2012年10月3日初版