私の気持ちに気づいて欲しい!と思ったら私自身も割りとドンカンだった?
『絶対音感』というのは聞いたことはあるだろうか?
音高感とか音名とかの対応付けができて、ある楽音を聞いたときにすぐに音名・階名表記を使って表現できる能力のこと。
この漫画はそんな『絶対音感』ではなく
「ゼッタイドンカン」
そう、ドンカンなのである。
最初読み始めた時、男の子か女の子がただひたすらドンカンで思いに気づいてくれないんだろうなぁと思っていたが、そんなわけではなかった。
ピアノを通じて、少しずつ二人の距離が縮まる。
だけれども、何故か二人は上手く重ならない。
ここまでずれるのか!?って思うほど。
でも重なった時、物語は一気に進んでいく。
テンポよく進むから読みやすい。
かわいい表紙でもあるし、お気に入りの一冊。
2012年10月3日初版